4%ルールとは?FIRE(早期リタイア)したい人必見の資産運用術を解説!

FIREとは

FIRE

今、日本の20代から30台を中心に流行しているのが、FIREです。

FIREの正式名称は、「Finacial Independence,Retire Early」です。

日本着に訳すと、早期の経済的自立、つまり若いうちに早期リタイアを達成してしまう、ということです。

FIREを達成すると、

  • お金のために無理に仕事をしなくてもよい
  • 節約や資産運用で金銭的な自由が得られる
  • 自分が好きなことに時間を使うことができる

などのメリットがあります。

そのため、

  • 今の仕事がいやだ
  • 若いうちに経済的に自立したい
  • 週2で働きつつも、自由な時間が欲しい

といった希望を持つ20代~30代の若者を中心に、FIREがブームとなっています。

FIREの4%ルールとは

【FIRE】4%ルールとは

FIRE成功者の間で法則となっているのが、「4%ルール」です。

4%ルールとは、「年間支出の25倍の資産があれば、年利4%の運用益で生活費がまかなえる」という考え方です。

例えば、年間の支出額が300万円だった場合、25倍の7,500万円の資産貯蓄を行い、さらに年利4%(7,500万円×4%=300万円)で運用益があれば、理論上はその資産を維持したまま永続的に生活できるということになります。

・年間支出額:300万
・年利:4%
・必要資産:7,500万円(300万×25)
・運用益:300万(7,500万×0.04)

 

4%ルールとは:

  • 年間支出額の25倍の資金を貯めて運用すること
  • 利率4%の運用益なら、資産が減らない(=FIRE)状態になること

なぜ4%ルールなのか

ちなみにこのFIREの4%ルールですが、なぜ4%なのでしょうか?

諸説ありますが、一番有力な説としては、アメリカのS&P500の年平均成長率が7%で、そこからアメリカのインフレ率の3%を引くと、S&P500に投資していれば資産が4%増えるということから、4%ルールと定められたそうです。

一方、最新のS&P500の年平均成長率は9%、アメリカの平均インフレ率は2.5%ほどに落ち着いているため、現在では6.5%ルールということもできそうです。

ちなみに、日本のインフレ率は0.5%前後をさまよっているため、年平均成長率が9%のアメリカのS&P500に投資している場合、6%ではなく8.5%ルールとなり、必要な資産額も25倍ではなく、約18倍~20倍ほどで済む可能性もあります。

※本記事では一旦4%で設定しておきます

4%ルールを達成する方法

【FIRE】4%ルールとは

4%ルールを達成するには、以下の2つが必要です。

  1. 年間の支出額の25倍の資産を構築する
  2. 年率4%以上の投資を実践する

年間の支出額の25倍の資産を構築する

年間の支出額の25倍の資産を構築することは、そんなに簡単なことではないことは、すでにお気づきかと思います。

例えば、現在の年収が400万円(月収33万円)で、毎年の支出額が300万円(月25万)だった場合、毎年100万円(月約8万円)が貯蓄に回すことができます。

毎年100万円しか貯蓄できないとすると、25倍の7,500万円を貯めるには、75年もかかることになってしまいます。もし75年もかかるならば、もはやFIREをせずに定年退職を迎えた方が良いでしょう。

では年間の支出額が300万円だった場合に、25倍の資産を構築するにはどうすればよいのでようか?

その方法は主に以下の3つです。

  1. 年収などの収入を増やす
  2. 年間支出額を節約して減らす
  3. 年率4%以上の投資を始める

年収などの収入を増やす

1つ目は、単純に年収などの収入を増やす方法です。

今回の例は年収400万円で設定しましたが、仮にこれが年収600万になると、25年で7500万円が構築できます。つまり、年収400万円の時に比べて、50年分も早くFIREが達成できます。

つまり、収入が増えれば、年間支出額の25倍の資産構築がしやすくなります。

収入を増やすには転職、もしくは副業や副収入を増やす方法が考えられます。

年間支出額を節約して減らす

次は、年間支出額を減らす方法です。

年間支出額が仮に250万円(月20万円)になれば、必要な資産は6,250万円、つまり300万円の時に比べて、7,500ー6,250=1,250万円分が削減できます。

収入を増やす一方で、効果的な節約に努めれば、必要な資産額を減らし、FIRE達成の年齢を前倒しすることが可能です。

年率4%以上の投資を始める

続いては、貯蓄に回った資産を投資に回すことです。

実はこれまでの例は、貯蓄の投資を検討していませんでしたが、実際は収入ー支出額の差額である貯蓄額を投資に回すことで、支出額の25倍の資産形成が容易になります。

年率4%以上の投資を実践する

では、実際に支出額の25倍の資産が貯まったら、あとは年率4%以上の投資を実践するのみです。

4%以上の利益が生み出せていれば、資産が目減りすることなく、FIREが達成できます。

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