サイドFIREとは?プチ・配当FIREなど様々なFIREのタイプを解説!

FIREとは

FIRE

今、日本の20代から30台を中心に流行しているのが、FIREです。

FIREの正式名称は、「Finacial Independence, Retire Early」です。

日本着に訳すと、早期の経済的自立、つまり若いうちに早期リタイアを達成してしまう、ということです。

FIREを達成すると、

  • お金のために無理に仕事をしなくてもよい
  • 節約や資産運用で金銭的な自由が得られる
  • 自分が好きなことに時間を使うことができる

などのメリットがあります。

そのため、

  • 今の仕事がいやだ
  • 若いうちに経済的に自立したい
  • 週2で働きつつも、自由な時間が欲しい

といった若者を中心にFIREがブームとなっています。

そんなFIREにも、目指すFIREの形によって様々なFIREのパターンが存在します。

本記事では、日本独自のFIREの種類をいくつかご紹介するので、ぜひ自分に合ったFIREのパターンを見つけてみてください。

FIREの3種類

FIREタイプ3選_サイド・配当・プチFIRE

実はFIREにはいくつかタイプがあり、

  1. 配当型FIRE
  2. プチFIRE
  3. サイドFIRE

があります。

どれもFIREではあるのですが、目指す生活形態や、メリットやデメリットが存在します。

ここからは、そんなFIREのタイプについてご紹介していきます

配当(完全)FIRE

配当(完全)FIREは、仕事は一切せずに、不労所得だけで生活するFIREです。

仕事はせずに、保有する株式や何かしらの収入源を頼りに経済的自立を達成します。

FIREと聞いた時に多くの人が思い浮かべるのが、この配当型(完全)FIREです。

配当型(完全)FIREは、生活費を投資の配当など不労所得で賄うため、達成までに時間がかかりますが、早いうちから準備することで、達成を目指す方も多くいます。

もし配当型(完全)FIREを目指すなら、まずはFIREを達成する目標年齢を設定し、いくらの資産形成が必要かをシュミレーションしましょう。

配当(完全)FIREのメリット

配当(完全)FIREのメリットは、以下の2つです。

  • 仕事をしなくて済む
  • 不労所得で安定的な収入を確保できる

配当型(完全)FIREのメリットは、いうまでもなく、仕事をせずに生活できる点です。

FIREを目指す人の多くが、働き続ける状態から抜け出したいがために、この配当型(完全)FIREを目指しています。

また、不労所得で安定的な収入が得られるため、金銭的な悩みからも解放されます。

配当(完全)FIREのデメリット

配当(完全)FIREのデメリットは、達成が非常に難しいことです。

配当などの不労所得だけで経済的自立を達成するには、かなりの投資期間が必要となります。

そのため、配当(完全)FIREを達成するには、早めの準備が必要です。

配当(完全)FIREにはいくら必要?配当(完全)FIREまでの年数と必要資金をシミュレーションしてみた
配当(完全)FIREの必要資金は、約6,000万円です。サイト独自のFIREシミュレーションの結果、配当(完全)FIREに必要な資産は約6,000万円となりました。配当(完全)FIREとは、配当などの不労所得のみで生活するFIREのパターンの1つです。本記事では、配当(完全)FIREを目指すための方法を解説しています。

サイドFIRE

サイドFIREは、仕事を継続しながら、FIREを達成するタイプです。

「サイド」という言葉があるように、サイドFIREは、一部仕事を継続しながら、FIREを達成します。

サイドFIREは、例えば週5働いている状態から、週1~3ほどの出勤に減らし、残りの時間は自由な時間に当てるという方法です。

サイドFIREのメリット

サイドFIREのメリットは、以下の2つです。

  • 配当型(完全)FIREに比べて早くFIREできる
  • 仕事によって安定的な収入が得られる

サイドFIREのメリットは、仕事をしながらFIREを達成するため、配当FIREに比べると、早くFIREを達成できます。

また、仕事による収入があるため、配当FIREに比べると、金銭的な安定もあります。

サイドFIREのデメリット

サイドFIREのデメリットは、必要最低限の仕事しなければならない点です。

やはり仕事し続けることが嫌な人からすると、サイドFIREは配当(完全)FIREに比べると、少し見劣りしてしまいます。

ただし、FIRE自体は早期の経済的自立のため、完全に仕事辞めること指すわけではないため、仕事の量を減らしつつ安定的にFIREを目指したいなら、サイドFIREがベストでしょう。

サイドFIREはいくら必要?シミュレーションでサイドFIREの必要資産を計算してみた
サイドFIREの必要資産は、約3,000万円です。FIREシミュレーションの結果、サイドFIREに必要な資産は約3,000万円となりました。サイドFIREとは、給料と配当などで生活するFIREのパターンの1つです。本記事では、サイドFIREを目指すための方法を解説しています。

プチFIRE

プチFIREは、仕事を継続しつつも、なるべく自由時間を作って自由な時間を増やすFIREのタイプです。

サイドFIREとの違いは、労働時間の長さと収入の量です。

プチFIREは、生活費を徹底的に少なくすることで、必要な収入を極力少なくするFIREです。

そのため、サイドFIREに比べて、労働収入をたくさん必要としないため、結果的に労働時間が短く済みます。

必要最低限の収入しか稼がないことや、プチFIREの実践者がミニマリストといったことから「ミニマムFIRE」とも呼ばれています。

プチFIREのメリット

プチFIREのメリットは、以下の2つです。

  • 生活必要額が低いため、必要な収入/資産が少なくて済む
  • サイドFIREよりも労働時間が短い

プチFIREでは、生活に必要な出費が少ないため、必要な収入や資産が少なくても達成できます。

この生活費の抑制には、節約やミニマリスト的なマインドが必要です。

また、必要な収入が少ないため、サイドFIREに比べて労働時間も少なくて済みます。

プチFIREのデメリット

一方、プチFIREのデメリットは、生活ラインを落とす必要があることです。

生活コストを抑えるためには、ある程度の生活水準を落とすことになる可能性もあります。

そのため、今の生活水準を落とすことが難しい方にはおススメしませんが、FIRE達成のためにある程度の生活水準のダウンを許容できる人や、元々ミニマリストの方とは相性が良いFIREのパターンです。

プチFIREにはいくら必要?シミュレーションでプチFIREまでの年数と必要資金を計算してみた
プチFIREの必要資金は、約3,600万円です。サイト独自のFIREシミュレーションの結果、プチFIREに必要な資産は約3,600万円となりました。プチFIREまでの必要年数は、18年後となりました。プチFIREとは、最低限の給料と配当などで生活するFIREのパターンの1つです。本記事では、プチFIREを目指すための方法を解説しています。

自分に合ったFIREのタイプの選び方

これまでに3つのFIREのタイプを紹介しましたが、ご自分にあったパターンはどれになるでしょうか?

ここでは、自分にあったFIREのタイプを診断してみましょう。

以下の表では、紹介したFIREのタイプを、「経済的余裕」「労働時間」「生活水準」「達成難易度」の4つの軸で評価してみました。

まずはこの4軸で自分のFIREの理想像を決めた後に、一番該当する数が多かったFIREのタイプを目指すのが良いかもしれません。

経済的余裕 労働時間 生活水準 達成難易度
配当(完全)FIRE 無い 高い~普通
サイドFIRE 多い 高い~普通 普通
プチFIRE 少ない 低い

【配当(完全)FIRE】絶対に仕事をしたくない

絶対に仕事をしたくない場合は、配当(完全)FIREを目指しましょう。

配当(完全)FIREは、「生活出費ー保有資産<毎年の不労所得」であれば達成可能です。

安定的な不労所得収入を獲得し、その額が「生活出費ー保有資産」を超えていれば、FIRE達成です。一方、この状態になるには、綿密な準備が必要ですので、達成レベルは非常に高いです。

【サイドFIRE】生活水準を落とさず安定的にFIREしたい

安定的にFIREをしたい場合は、サイドFIREがおススメです。

サイドFIREは、不労所得による収入を増やしつつ、今の労働時間を少し減らすイメージです。

そのため、仕事をいきなりやめることが無いため、今の生活水準を落とすことなく、安定した状態でFIREを目指すことができます。

生活水準を落とさずに安定的にFIREを目指したいなら、サイドFIREがおススメです。

【プチFIRE型】生活水準を気にせず早くFIREしたい

今の生活水準を落とすことに抵抗が無ければ、プチFIREをおススメします。

プチFIREの強みは、生活に必要な費用を落とせば(生活水準を落とせば)、誰でも達成できる点です。

加えて、サイドFIREほど働く必要もありません。

手っ取り早くFIREを達成したいなら、プチFIREを目指すのもありでしょう。

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